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松坂

 国産と言われる牛革でも、多くの原皮は北米がメイン。国内産の原皮は地生と言われ、流通はしているが生産量は少ない。

 今回とある所から純国産牛革での制作の依頼を受けた。その革はブランド黒毛和牛の有である松坂牛の革である。

 普通は食肉加工段階で、どの国産牛原皮も地生として処理されてしまうが、この原皮は食肉処理段階でより分けられており、出所がしっかりしている。生体識別番号までわかるので、調べれば牛の生産者まで判るという代物。物を制作する私も日本人なのですべてが日本製の純国産品ですね。

で、この松坂牛革は仕上げは光沢が強く、ちょうどコードバンの様な感じ。

Dscn1558
 あまり表情がなかったので、端材を手揉みしてシボを付けて遊んでみた所、こんな感じになりました。

Dscn1557
銀面が固めなのでシボがよく起ちます。これ、いいじゃない。良い雰囲気なので、これで何か制作してみたいなぁ~

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コメント

> 国産と言われる牛革でも、多くの原皮は北米がメイン。国内産の原皮は地生と言われ、流通はしているが生産量は少ない。

よくそういうふうに表現されますが、例えば2011年の数字ですと、成牛輸入が65万頭、内USA36万頭、カナダ13万頭。
国産原皮111万頭の内、44万頭が輸出され、国内消費は67万頭。
65対67。
「流通はしているが生産量は少ない」でしょうかねえ?
むしろ、国産原皮の方が多い様ですが。
また、輸入ウエットブルーを考慮に入れても、238万㎡ですから、およそ50万頭。内USA48万㎡。
65+50対67。
ついでに、クラストも入れてみましょう。
54万㎡ですので、およそ12万頭とします。北米は無し。
65+50+12対67。

そして、松阪牛などの所謂一毛は、果たして生地の具合は優れているんでしょうかねえ?

投稿: みき | 2012年12月 5日 (水) 11時02分

 データー参考になりました。ありがとうございます。

 ブランド牛の生地が革として実用的に問題があれば話は別ですが、その材料の背景がわかるという一つの付加価値ということでよいのではないでしょうか。

 あとはその付加価値をどう思うかはユーザーさんの判断だと思いますよ。

投稿: Kawai | 2012年12月 5日 (水) 13時30分

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